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練習問題1/条件に合うセルをカウントする/空白・空白以外
【練習問題1 問題】
下表は、営業課長の出張予定表です。
出張先やそれに伴う切符手配の状況を記載しています。
1.切符手配が予約済みの件数を求めてください。
2.切符手配が済んでいない件数を求めてください。
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使用する関数が分からない、もしくは関数を知らない場合でも、自分が使いたい関数を調べることが出来れば、利用上問題ありません。ですので、分からない時に関数を調査する検索キーワードを学ぶことはとても重要です。本サイトに加え、Google、Yahoo!などを利用し検索してみましょう。この問題の場合、たとえば以下のようなキーワードを利用して検索すると目的の関数を見つけやすいので、検索キーワードがわからない場合は参考にして、検索をしてみてください。
【練習問題1 解答】
解答は以下の通りです。
※上の図の解答はわかりやすいよう、切符手配が予約済みの解答を青文字、切符手配が済んでいないの解答を赤文字で記入しています。
【セル】【関数式】【 値 】
D12 :=COUNTIF(D4:D10,”<>”) ⇒ 2
※上記は、以下のような関数式でも正解です。
今回は「空白以外のセルをカウントする」関数式に焦点をあてて、解説していきます。
【別解1】D12 =COUNTIF( D4:D10 , “” & “” )
【別解2】D12 =COUNTIF(D4:D10,”予約済み”)
【セル】【関数式】【 値 】
D14 :=COUNTIF(D4:D10,””) ⇒ 5
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【練習問題1 解説】
件数を求める流れは以下のようになります。
文字列が入力されているのか、空白セル(未入力)なのかについて、
文字列が入力されているセルを数えるにはCOUNTIF関数を利用します。
[範囲] = セルの数を数える範囲を指定します。
[検索条件] = 数える対象となる条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定します。
空白以外のセルをカウントしたい場合、「~以外」を表す演算子「<>」の後に空白を表す「””」条件を追記し、以下のように記述します。どちらでも同じように空白セル以外を指定可能です。
例1)=COUNTIF( D4:D10 , “<>” & “” )
例2)=COUNTIF( D4:D10 , “<>” )
条件を満たした場合にCOUNTIF関数は利用して数値データの個数を数えます。
下の図のように、必ず条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定してください。下図はセルD12の記載内容を例示しています。
下図はセルD14の記載内容を例示しています。
【練習問題1 まとめ】
Excelのセルの中で、特定の条件を満たすデータのあるセルの個数を数えるにはCOUNTIF関数を利用することを覚えましょう。
条件を指定する方法はいくつかありますので、使いやすい指定方法から少しずつ覚えて活用していきましょう。
[範囲] = セルの数を数える範囲を指定します。
[検索条件] = 数える対象となる条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定します。
今回使用した関数は、以下の記事に詳しい使い方の説明が掲載されています。
今回の問題が難しいと感じた方は、ぜひ確認してみてください。
練習問題2/条件に合うセルをカウントする/~以外
【練習問題2 問題】
下表は、営業課長の出張予定表です。
出張先、それに伴う切符手配の状況および出張手当(円)を記載して管理しています。
1.出張先が支店の件数を求めてください。
2.出張先が支店以外の件数を求めてください。
3.出張手当(円)が8000円以外の出張先の件数を求めてください。
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使用する関数が分からない、もしくは関数を知らない場合でも、自分が使いたい関数を調べることが出来れば、利用上問題ありません。ですので、分からない時に関数を調査する検索キーワードを学ぶことはとても重要です。本サイトに加え、Google、Yahoo!などを利用し検索してみましょう。この問題の場合、たとえば以下のようなキーワードを利用して検索すると目的の関数を見つけやすいので、検索キーワードがわからない場合は参考にして、検索をしてみてください。
【練習問題2 解答】
それでは解答を見ていきましょう。
※解答はわかりやすいよう、出張先が支店の件数の解答を青文字、出張先が支店以外の件数の解答を赤文字、出張手当(円)が8000円以外の出張先の件数の解答を緑文字で記入しています。
【セル】【関数式】【 値 】
D12 :=COUNTIF(C4:C10,”*支店”) ⇒ 4
【セル】【関数式】【 値 】
D14 :=COUNTIF(D4:D10,”<>*支店”) ⇒ 3
【セル】【関数式】【 値 】
D16 :=COUNTIF(E4:E10,”<>8000″) ⇒ 5
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【練習問題2 解説】
各件数の求め方は以下のようになります。
表中から、特定の文字列が入力されているセルを数えるには
COUNTIF関数を利用します。これを用いて各件数を求めていきましょう。
[範囲] = セルの数を数える範囲を指定します。
[検索条件] = 数える対象となる条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定します。
(a) 出張先が「支店」のセルの個数をカウントする。
(1)[範囲] : 「出張先」の入力されているセル範囲[C4:C10]を指定します。
(2)[検索対象] :「なにかの文字列 + 支店」といった特定の文字列(ここでは「支店」)を含むセルを検索する場合は、「*」(アスタリスク)を利用して次のように条件指定します。 →「”*支店”」
=COUNTIF(C4:C10,”*支店”)
(b) 出張先が「支店」以外のセルの個数をカウントする。
(1)[範囲] : 「出張先」の入力されているセル範囲[C4:C10]を指定します。
(2)[検索対象] :「~以外」の条件を指定したい場合、演算子の「<>」を利用します。「支店以外」を検索するには、次のように条件指定します。 → 「 ”<>*支店” 」
=COUNTIF(C4:C10,”<>*支店”)
特定の文字を含むセルをカウントしたいときは任意の文字を表す「*」を利用します。
例)「ボールペン」を含むセルを検索したい時は?
文字列の前方に「ボールペン」を含む文字の検索 例)ボールペン印鑑付など |
=COUNTIF(範囲,”ボールペン*“) |
文字列の中央に「ボールペン」を含む文字の検索 例)3色ボールペン+シャープペンなど |
=COUNTIF(範囲,”*ボールペン*“) |
文字列の後方に「ボールペン」を含む文字の検索 例)3色ボールペン、名前入りボールペン、など |
=COUNTIF(範囲,”*ボールペン“) |
(c) 出張手当(円)が8000円以外の出張先のセルの個数をカウントする。
(1)[範囲] : 「出張手当(円)」の入力されているセル範囲[E4:E10]を指定します。
(2)[検索対象] :「~以外」の条件を指定したい場合、演算子の「<>」を利用します。「8000以外」を検索するには、次のように条件指定します。 → 「 ”<>8000” 」
=COUNTIF(E4:E10,”<>8000”)
COUNTIF関数を利用してデータの個数を数えます。
「支店」という文字列が含まれる出張先が記載されているセルは4個、
「支店」という文字列が含まれない出張先(販売店と営業所)が記載されているセルは3個、
「8000」円以外の出張手当(円)が記載されているセルは5個
となります。
【練習問題2 まとめ】
Excelのセルの中で、特定の条件を満たすデータのあるセルの個数を数えるにはCOUNTIF関数を利用することを覚えましょう。
条件を指定する方法はいくつかありますので、使いやすい指定方法から少しずつ覚えて活用していきましょう。
[範囲] = セルの数を数える範囲を指定します。
[検索条件] = 数える対象となる条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定します。
今回使用した関数は、以下の記事に詳しい使い方の説明が掲載されています。
今回の問題が難しいと感じた方は、ぜひ確認してみてください。
練習問題3/条件に合うセルをカウントする/重複チェック
【練習問題3 問題】
下表は、商品マスタです。
商品の価格の見直しを検討しており、
商品名と価格を管理している商品マスタの更新を行っています。
重複がないかどうかチェックを行ってください。
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使用する関数が分からない、もしくは関数を知らない場合でも、自分が使いたい関数を調べることが出来れば、利用上問題ありません。ですので、分からない時に関数を調査する検索キーワードを学ぶことはとても重要です。本サイトに加え、Google、Yahoo!などを利用し検索してみましょう。この問題の場合、たとえば以下のようなキーワードを利用して検索すると目的の関数を見つけやすいので、検索キーワードがわからない場合は参考にして、検索をしてみてください。
【練習問題3 解答】
それでは解答を見ていきましょう。
※上の図の解答はわかりやすいよう、解答を赤文字で記入しています。
※絶対参照を行う「$」マークについては解説で説明いたします。
【セル】【関数式】【 値 】
D4 :=COUNTIF($B$4:$B$18,B4) ⇒ 1
D5 :=COUNTIF($B$4:$B$18,B5) ⇒ 1
:
【一部省略】
:
D17 :=COUNTIF($B$4:$B$18,B17) ⇒ 1
D18 :=COUNTIF($B$4:$B$18,B18) ⇒ 2
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【練習問題3 解説】
重複データをチェックする
重複チェックは、表の中に同じワードが2つ以上あるものを
見つけることでチェックできます。
表中から同じワードのセルの件数を数えるには
COUNTIF関数を利用します。
[範囲] = セルの数を数える範囲を指定します。
[検索条件] = 数える対象となる条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定します。
関数式の各項目に設定する式は以下の通りです。
(1)[範囲] : 商品名が入力されているセル範囲[$B$4:$B$18]を指定します。
今回は[範囲] を一定のセルに固定する「絶対参照」を利用して、
セルD4に記載した内容をセルD5からD18までドラッグ(マウスを左クリックしたまま)してコピーします。
絶対参照の記載方法は$マークを記載します。
【参考】絶対参照についての説明はこちらをご覧ください。
なんで$マークが必要なの?
関数式を「=COUNTIF(B4:B18,B4)」として絶対参照しない状態でセルD4に記載した場合、
セルD4を選択してドラッグ(マウスを左クリックしたまま)してD18まで選択して関数式をコピーすると、
選択範囲が1行ずつずれてしまうためです。
(2)[検索対象] :重複データをチェックするためカウントするので、検索条件にはチェックしたい文字が入力されているセルを指定します。
2個以上カウントされていたら、指定した範囲内に同じ内容のデータが複数個有るということになります。
重複データをチェックするには、次のように条件指定します。
セルD4の場合 → =COUNTIF($B$4:$B$18,B4)
赤枠の中に自分自身のデータがいくつあるかカウントします。
ピンク色:赤枠の中に「電卓(12桁)」は1件です。重複ありません。
青色 :赤枠の中に「シャープペンシル」は2件です。重複あります。
緑色 :赤枠の中に「24色・色鉛筆」は2件です。重複あります。
【練習問題3 まとめ】
Excelのセルの中で、特定の条件を満たすデータのあるセルの個数を数えるにはCOUNTIF関数を利用することを覚えましょう。
任意の数字や文字列、空白などの条件を満たす場合のセルを数えることや
重複チェックの際にもCOUNTIF関数が利用できるので活用しましょう。
[範囲] = セルの数を数える範囲を指定します。
[検索条件] = 数える対象となる条件を「”」(ダブルクォーテ-ション)で指定します。
今回使用した関数は、以下の記事に詳しい使い方の説明が掲載されています。
今回の問題が難しいと感じた方は、ぜひ確認してみてください。